私たちはデザイン会社ですが、なぜかーというか、けっこうな頻度で施工もやっています。
「そんなことまでやってるの?」と思われるかもしれませんが、理由はシンプル。
データでは見えてこない“現実の姿”を大切にしているからです。
今回ご依頼いただいたのは、デザイナー仲間の「デザインてとて」さん。
私たちはデザイナーから依頼を受けて施工する施工会社ポジションで、新しくオープンする
「トモニこころのクリニック」さんの看板施工を、一緒に行いました。
具体的な作業は以下の通り
・金属製の立体文字「箱文字」を、モルタルの壁に取り付け
・その上部に照明を設置
・プレート看板へのシート貼り(ここは、てとてさんと共同作業)




弊社には、電気工事士の資格を持つスタッフが在籍しており、一般的な範囲の電気工事であれば社内で対応できます。そこで、できそうなことはやってみようの精神で色々やっていたら、今となっては高所作業車も操れるようになり、建材や施工法にも妙に詳しくなり、工具もどんどん揃っていきました。
そして、施工に関わるスタッフは”一応”全員デザイナー
設置する角度や見え方、全体のバランスなど、細部への“謎のこだわり”が自然と発生します。
「デザインは細部に宿る」ー そんな有名なデザイナーの言葉が、頭をよぎったりよぎらなかったり。
もちろん、基本は設計通りに取り付けるだけなのですが、“実際の現場でどう見えるか”を考えながら微調整していくのが、楽しい。

そして完成した姿を見た時の、なんとも言えない達成感。
この「形になった」という喜びを、これからも大切にしていきたいと思います。